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止まらない・長引く冬の咳は、何が原因なの?

column

2024.12.11
  • コラム

冬になると、コンコン・ゲホゲホとした長引く咳に悩まされる方も多くいらっしゃいます。

寒くなるこの時期の咳は、インフルエンザなどのウイルス感染だけでなく、他にもさまざまな咳の原因が考えられます。

一概に「咳が出る」といっても、他の身体症状の有無によって考えられる原因は異なりますので、ご自身の健康状態をチェックしながら、咳の原因を探っていきましょう。

 

冬に咳が出る原因その1:細菌・ウイルス感染

まずはじめに疑うべきなのが、感染症による咳かどうかです。

冬のシーズンでは、インフルエンザや新型コロナウイルスを中心に感染症が拡大しやすく、さらに今シーズンはマイコプラズマ肺炎の感染者も急増しています。

咳やちょっとの不調くらい大丈夫だろうと放置してしまうと、肺炎を引き起こしてしまい重症化する恐れもあります。

それぞれのウイルスに感染しているかどうかは、医療機関の検査で確認できますので、風邪症状や高熱も併発しているといった場合は、早めに医療機関での検査を受けるようにしてください。

 

■インフルエンザに関する詳細はこちら

 

■マイコプラズマ肺炎に関する詳細はこちら

 

冬に咳が出る原因その2:空気の乾燥

冬は空気が乾燥しやすく、喉や気管支の潤い不足により負担がかかり、咳が出やすくなります。

元々喘息をもっている方や、喉が弱い方は乾燥対策を普段以上に徹底することが大切です。

また、乾燥した空気はウイルスが感染しやすい環境でもありますので、喉や気管支にウイルスが付着し、咳症状が悪化する恐れもあります。

自宅で加湿器を稼働させたり、こまめに水分をとったりするだけでも効果はありますので、ぜひちょっとした心がけをしてみてください。

睡眠時には、無意識に口を開けて寝てしまうこともありますので、市販の濡れマスクのようなものを活用するのもおすすめです。

 

冬に咳が出る原因その3:ハウスダストやカビによるアレルギー

冬はエアコンなどの暖房器具をつけっぱなしにして過ごす方も多いかと思います。

エアコンは、こまめに掃除をしていないとカビが繁殖しやすく、通気口を通って室内にアレルギー物質が広がってしまう恐れもあります。

また、寒いからとついつい窓を開けずに過ごしてしまいがちですので、ホコリなどのハウスダストが冬は溜まりやすくなります。

エアコンを使用する際は、こまめにフィルターや通気口を掃除することでカビを防ぐことができますし、こまめな換気や掃除、布団の天日干しなどでハウスダスト対策もできますので、ぜひ実践してみてください。

アレルギーに関しては、ご自身のアレルギーについて検査をしたことがないという方は、アレルギー検査の実施をおすすめします。

検査によって、日常生活の中で気をつけた方が良いアレルギー物質が明確になりますので、より健康管理がしやすくなります。

■アレルギー検査の詳細はこちら

 

咳の原因を正しく特定し、あなたにあった健康管理を

咳といっても、その原因はさまざま。

咳くらい大丈夫だろうと放置すると、大きな病気が隠れていたり、重症化して長期間の治療や入院が必要となる恐れもあります。

咳症状でお困りの方は、お近くの医療機関やかかりつけ医に相談をしていただき、正しく原因を特定して対処することが重要です。

 

当院でも、呼吸器科やアレルギー科を併設しております。アレルギー検査や呼吸機能検査、レントゲンやCTも完備しておりますので、患者様一人ひとりの症状に合わせた最適な検査・診察・治療をご提案することが可能です。

この冬、咳症状でお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。

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