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特定健診の受診券が届いた方は、お早めにご受診を!【2025年版】

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2025.05.08
  • コラム

 

4月の下旬ごろから、40歳以上の方に順次配布されている「特定健診の受診券」。

特定健診は、自己負担なくご自身の健康状態をチェックできる健診の一つですので、毎年必ず受診するようにしてください。

特に40歳を超えると、生活習慣病をはじめとしたさまざまな疾病リスクが高くなりますので、こまめな健診による早期発見・早期治療が健康寿命を伸ばすためには必要不可欠です。

 

今回は、そんな特定健診の2025年度版概要についてまとめていきます。

※当院は大阪市の医療機関ですので、本記事では大阪市の定めた内容をもとにご説明いたします。細かな規定等につきましては、お住まいの地域の情報をご確認ください。

 

特定健診ってどんな健診?

特定健診は、国民健康保険被保険者である40歳〜74歳を対象にした、メタボリックシンドローム(メタボ)に着目した健診のことをいいます。

高血圧症や脂質異常症、糖尿病などメタボリックシンドロームを引き起こす原因となる疾患を予防するために実施する健診であることが特徴です。

特定健診を受診した方の中で、メタボリックシンドロームや生活習慣病の発症リスクが高いと診断された場合で、生活習慣の改善が疾病予防につながると推測された方に対しては、「特定保健指導」で日常生活の習慣を見直すサポートする指導も受けられます。

 

特定健診は、各地方自治体単位で実施されていますので、原則お住まいの市区町村にある対象医療機関にてご受診いただくことになります。

また、特定健診の受診にかかる自己負担金は無料となっておりますので、対象者は積極的にご受診ください。

 

 

2025年度版 特定健診の対象となる人

特定健診受診対象者については、下記の通りになります。

・国民健康保険被保険者である40歳〜74歳の方

 

※対象年齢に関する注意点は下記の通りです。

・当年度4月1日から翌年3月31日までのあいだに、40歳の誕生日を迎える方も対象者となります。

・今年度内に75歳の誕生日を迎える方は、誕生日の前日までに受診していただく必要があります。

 

※下記の方は対象外となりますのでご注意ください。

①妊産婦

②刑事施設・労役場その他これらに準ずる施設に拘禁されている方

③国内に住所を有しない方

④病院又は診療所に6ヶ月以上継続して入院している方。なお、血圧、血糖及び脂質に関する服薬治療中の者については、特定保健指導の対象とならない。

⑤障害者自立支援法に規定する障害者支援施設に入所している方

⑥独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園が設置する施設に入所している方

⑦老人福祉法に規定する養護老人ホーム又は特別養護老人ホームに入所している方

⑧介護保険法に規定する特定施設に入居又は介護保険施設に入所している方

 

特定健診の受診券は、毎年4月下旬ごろにご自宅まで郵送されます。受診券がないと特定健診の受診はできませんので、大切に保管しておきましょう。

もしも受診券を紛失してしまった場合は、お住まいの市区町村役場までご相談ください。大阪市の場合は、お住まいの区役所の保険年金窓口で再発行が可能です。

 

特定健診の実施期間について

2025年度(令和7年度)の実施期間は、2026年(令和8年)3月31日までとなっています。

なお受診回数は、対象者1人につき年度中1回です。

 

対象期間が終了に近づく年末以降は、受診を忘れていた方や、会社員の方の健康診断予約と重なることから、予約が非常に取りづらくなることが予想されます。

そのため、なるべく余裕をもった健診スケジュールを立て、お早めに受診されることをおすすめします。

 

特定健診の健診項目について

特定健診の検査項目については、以下の通りです。

・問診

・身体計測

・診察

・血圧測定

・血中脂質検査

・肝機能検査

・血糖検査

・尿検査

上記の検査結果により、下記の項目を追加する場合がございます。

・貧血検査

・心電図検査

・眼底検査

・腎機能検査(血清クレアチニン、eGFR)

 

 

特定健診の受診場所について

各自治体が定める医療機関・集団会場にて受診が可能です。

当院も大阪市特定健診の受診を受け付けておりますので、お気軽にご予約・お問い合わせください。

 

大阪市特定健診を実施する医療機関の一覧についてはこちらからご確認ください。

https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000370235.html#2

 

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