健康診断に行く前に知っておきたい注意点|食事・服装・持ち物
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- コラム
健康診断を受ける際に、より正確な健診結果を得るためには事前の準備を正しく行うことが大切です。
特に「食事制限」や「当日の服装」「前日の過ごし方」など、ちょっとしたことが検査結果に影響することもあります。
今回は、「健康診断に行く際の注意点」について、前日から当日までのポイントをわかりやすく解説します。これから初めて健康診断を受ける方も、毎年受けている方も、ぜひチェックしてみてください。
健康診断の前日に気をつけたいこと
1. 食事制限は何時から?
健康診断の前日は、夜21時以降の飲食を控えることが一般的です。当日午後からの検査を予定している場合は、検査前12時間を目安に絶食しておくよう心がけておきましょう。
また、前日の食事内容にも注意が必要です。食べ過ぎや脂っこい食事、アルコールの摂取は避け、胃腸に負担をかけないようにしましょう。
- アルコール:肝機能の数値に影響が出る可能性あり
- 脂っこい料理:胃の検査や血中脂質に影響
- コーヒーやジュース:翌朝の検査に備えて控えるのが無難
なお、水や白湯などは飲んでも問題ありませんが、不安な場合は受診予定の健診機関からの指示に従うようにしてください。
2. 十分な睡眠時間を確保
健診前日は、しっかりと睡眠を取ることも重要です。睡眠不足は血圧や血糖値に影響を与えるため、普段よりも早めに就寝して体調を整えましょう。
健康診断当日に気をつけたいこと
1. 朝食は基本的にNG
当日の朝は食事をとらずに来院しましょう。飲み物も、糖分の入った飲み物やカフェインの摂取は検査結果に影響する可能性がありますので、水や白湯以外は控えるようにしてください。
※お薬の服用が必要な場合は、事前に健診する医療機関に確認しておきましょう。
2. 検査しやすい服装で来院を
健康診断の服装選びはとても大切です。心電図やエコー検査、レントゲン等を受ける場合は衣服の着脱が必要ですので、スムーズに検査を進めるためにも、下記の項目に注意しましょう。
- 上下が分かれた服を着用する(ワンピースやオーバーオール等はNG)
- 胸部X線や心電図の検査がある場合は、金属のない下着を選ぶようにする
- 身体測定がある場合は、脱ぎ着しやすい靴を選ぶ
健康診断に持っていくべき持ち物チェックリスト
次に、当日必要な持ち物について紹介していきます。健康診断当日は、以下のものを忘れずに持参しましょう。
- 健康保険証
- 健康診断の案内書類・事前記入した問診票(事前に提出指示があれば)
- 採取済みの尿・便検体(事前の指示があれば)
- 服薬中の薬もしくはお薬手帳(服薬内容がわかるもの)
- メガネやコンタクトレンズ(視力検査を行う場合)
まとめ|正しい準備をして、正確な健康診断を
健康診断で正確な結果を得るには、前日からの準備と当日の行動がカギになります。以下のポイントを再確認しましょう。
- 前日の食事は21時まで、アルコール・脂ものは避ける
- 睡眠をしっかりとる
- 朝食は控え、水以外の飲み物も避ける
- 検査しやすい服装を選ぶ
- 持ち物は事前にチェック
毎年の健康診断を正確に受診することは、病気の早期発見と健康維持につながります。
当院でも、定期健康診断をはじめ、特定健診やフリーランスや自営業の方向けの健康診断、入学・就職に必要な健康診断、より精密な検査が可能な人間ドックなどさまざまな健診を実施しています。
また、健診で引っかかった方の再検査や治療にも対応しておりますので、どなたでもお気軽にご相談ください。
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