胸部レントゲン検査(X線検査)で見つかりやすい病気とは?【再検査・要精密検査】
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- コラム
3月〜4月は、年度の変わり目で定期健康診断を受診される方も多くなります。
そこで、検査結果に対して「再検査」や「要精密検査」などと診断されてしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、胸部レントゲン検査(X線検査)で異常が見つかった場合に考えられる病気や、その後の再検査や精密検査の流れについて解説していきます。
胸部レントゲン検査(X線検査)はどんな検査なのか
胸部レントゲン検査(X線検査)とは、X線と呼ばれる電磁波を照射することで、胸部の状態を画像化して診断する検査になります。
主に両肺の状態や、心臓、大動脈などに異常がないかを確認することができるため、検査結果によっては重大な疾患の早期発見へとつながることもあります。
肺や心臓は、生きていく上で非常に重要な臓器となりますので、今は異常がないという方でも、定期的な検査を継続するようにしてください。
胸部レントゲン検査(X線検査)で見つかりやすい病気
実際に、胸部レントゲン検査(X線検査)を実施して異常が見つかった場合は、下記のような病気が疑われることがあります。
<肺の異常>
・肺がん
・肺腫瘤
・肺結核
・肺炎
・肺真菌症
・COPD
・慢性気管支炎
・肺気腫 など
<心臓や血管の異常>
・心肥大
・大動脈瘤 など
ただし、一概に「再検査」「要精密検査」と診断されたからといって、必ずこのような病気にかかっているという訳ではありません。
あくまで、その可能性があるというだけですので、結果をより正確に把握するためにも精密検査や再検査を受診してください。
胸部レントゲン検査(X線検査)で「再検査・要精密検査」と診断されたら?
胸部レントゲン検査(X線検査)で「再検査」や「要精密検査」と診断された場合、自覚症状がないからと放置してしまう方もいらっしゃいますが、症状が進行したり重大な病気が隠れている恐れがありますので、必ず近隣の医療機関へご受診ください。
ご受診の際の病院選びとしては、胸部レントゲンや胸部CT機器、呼吸機能検査(スパイロメーター)等を院内に導入している医療機関がおすすめです。
特に、精密検査が必要な場合はCT検査を実施するケースが多いですので、CT検査ができるクリニックや病院へご相談されるようにしてください。
CT検査では、レントゲン検査よりもより精密な画像診断が可能となりますので、より具体的に状態をチェックすることができます。
また、呼吸機能検査では、肺機能が低下していないかどうかをチェックできます。
健康診断の結果に応じて、適切な再検査・精密検査を実施することになりますので、必ず健康診断の結果をご持参の上、医療機関にご受診ください。

当院では胸部レントゲン(X線)検査・胸部CT検査・呼吸機能検査の実施が可能です
健康診断は、ついつい受けて満足してしまうという方も多いですが、大切なのは結果です。
検査結果に少しでも異常が見つかったり、再検査を薦められている場合は、なるべくお早めにご相談ください。
当院では、胸部レントゲン検査はもちろん、胸部CT検査、呼吸機能検査など、呼吸機能に関するさまざまな検査を全て院内で実施できる体制を整えております。
特に、CT検査機器は座ったまま検査ができる低線量の機器を導入しておりますので、お身体への負担も最低限にしながら安心して検査ができます。
当院で健康診断をご受診された方の再検査はもちろん、職場や他の医療機関で健康診断をご受診されたという方の再検査・精密検査・治療にも対応しておりますので、どなたでもお気軽にご来院くださいませ。