2025年は花粉が大量飛散!?大阪の花粉予想と対策方法
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- コラム
1月に入って厳しい寒さが続いていますが、今の時期から気をつけておきたいのが「春の花粉」です。
スギやヒノキといった春の花粉には、多くの方が毎シーズン悩まされています。
花粉対策は、花粉が実際に飛散してからではなく、飛散する前からの事前対策が鍵を握るとも言われているほど、早めのアクションが大切です。
今回は、2025年春の飛散量やピーク時期の予想をふまえながら、対策法についても解説していきます。
大阪の花粉飛散は、2月中旬から要注意
春の花粉で代表的なのが、スギ花粉とヒノキ花粉です。
まずはじめに飛散し始めるのがスギ花粉で、スギ花粉の飛散が落ち着く頃にヒノキ花粉が飛散し始めるのが例年の流れとなります。
大阪では、例年通り2月中旬から3月中旬にかけてスギ花粉飛散が予想されます。ヒノキ花粉は、その後3月中旬から4月上旬にかけて飛散のピークを迎えるとされています。
飛散するとされている時期の少し前段階から、花粉は少しずつ飛び始めていますので、上記で示した期間より少し前段階から、アレルギー薬を服用したりマスクを着用するなどして花粉対策を行っておくようにしましょう。
今年は全国的に花粉の飛散量が多い
今年は、全国的に花粉の飛散量が多くなることが予想されます。
花粉の飛散量は、花芽がつくられる前年夏の気候が「高温かつ多照」であると、飛散量が増えるとされています。2024年の夏は非常に猛暑で晴れの日も多かったことから、花粉飛散量が増える条件を満たしているということになります。
特に大阪を含めた近畿地方、九州地方、四国地方の一部では、前年よりも飛散量が「非常に多い」との予想もされています。花粉症でお悩みの方は、今のうちから十分注意が必要です。
参照:https://tenki.jp/pollen/expectation/
自分が何のアレルギーか正確に知らない人は、アレルギー検査を
なんとなく春の時期にくしゃみが出るから「花粉症だ」と決めつけてしまっている人も多いです。しかし、実はそういった方の中にはスギやヒノキの花粉が原因ではなく、春に生える雑草やハウスダストが原因であったり、犬や猫といった動物アレルギーが原因だったということもあります。
ご自身のアレルギー体質について正しい把握をしていなければ、アレルギー症状の緩和・改善がしづらくなり、悪化する恐れもあります。
当院ではアレルギー検査を実施可能ですので、アレルギー症状が気になるけれど原因がわからないという方は、まず検査を受診してから対策を一緒に考えていきましょう。
市販のアレルギー薬が効かない方は、医療機関のアレルギー薬の活用を
現在は、薬局等で気軽にアレルギー薬をお買い求めいただけるようになりました。
しかし、それらの市販のお薬ではなかなか症状が改善しないという方も多くいらっしゃいます。
医療機関では、患者様の症状に合わせて最適なアレルギー薬を医師が処方いたしますので、より効き目の高いお薬をご使用いただけます。
他のお薬との飲み合わせが心配な方、眠気が起こりにくいお薬をご使用されたい方など、アレルギー薬の服用にあたってお困りごとがある方も、お気軽に当院までご相談くださいませ。
ご自身の身体に合わせた最適なアレルギー治療を
内服薬によるアレルギー症状の緩和はもちろんのこと、当院では、患者様のご要望や体質に合わせてスギ花粉・ダニアレルギーに対する舌下免疫療法や抗体製剤の皮下注射治療なども実施しております。
花粉症自体は、根治するのが難しい症状ではあるものの、症状自体を軽減したり、完治に近い状態にまで症状を抑えたりすることは可能です。
スッキリと健やかに春を迎えるためにも、今年は花粉が流行する前に早めのご受診をご検討ください。