40歳以上の方、今年度の特定健診は受診されましたか?【2024年度版】
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- コラム
秋も深まり、いよいよ今年も残すところあと2ヶ月を切りました。
やり残した仕事を片付けたり、家をスッキリ掃除したり、身の回りを整えた状態で新年を迎えたいという方は多くいらっしゃいます。
そこで忘れないでいただきたいのが、ご自身の健康チェック。
会社員の方は毎年1度の健康診断を受けられているかと思いますが、自営業やフリーランス、主婦の方などはついついご自身の健康診断を後回しにしがちです。
特に、40代からはさまざまな病気のリスクが上がる年齢でもありますので、ぜひ特定健診を活用して、健康チェックをしていただくことをおすすめします。
今回は、特定健診とはどういった健康診断なのかについて詳しく解説していきます。
※当院は大阪市の医療機関ですので、本記事では大阪市の定めた内容をもとにご説明いたします。細かな規定等につきましては、お住まいの地域の情報をご確認ください。
特定健診とは
特定健診は、国民健康保険被保険者である40歳〜74歳を対象にした、メタボリックシンドローム(メタボ)に着目した健診のことをいいます。
高血圧症や脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病の発症を予防するために実施されるというのが特徴です。
また、特定健診を受診した方の中で、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善によって発症予防が期待できる方に対しては、生活習慣を見直すサポートである「特定保健指導」も実施しています。
特定健診は、各地方自治体単位で実施されていますので、原則お住まいの市区町村にある対象医療機関にてご受診いただくことになります。
特定健診の受診にかかる自己負担金は無料となっておりますので、対象者は積極的にご受診いただくことをおすすめします。
特定健診の受診対象者について
特定健診受診対象者については、下記の通りになります。
・国民健康保険被保険者である40歳〜74歳の方
※対象年齢に関する注意点は下記の通りです。
・当年度4月1日から翌年3月31日までのあいだに、40歳の誕生日を迎える方も対象者となります。
・今年度内に75歳の誕生日を迎える方は、誕生日の前日までに受診していただく必要があります。
※下記の方は対象外となりますのでご注意ください。
①妊産婦
②刑事施設・労役場その他これらに準ずる施設に拘禁されている方
③国内に住所を有しない方
④病院又は診療所に6ヶ月以上継続して入院している方。なお、血圧、血糖及び脂質に関する服薬治療中の者については、特定保健指導の対象とならない。
⑤障害者自立支援法に規定する障害者支援施設に入所している方
⑥独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園が設置する施設に入所している方
⑦老人福祉法に規定する養護老人ホーム又は特別養護老人ホームに入所している方
⑧介護保険法に規定する特定施設に入居又は介護保険施設に入所している方
特定健診の受診券は、毎年4月下旬ごろにご自宅まで郵送されます。受診券がないと特定健診の受診はできませんので、大切に保管しておきましょう。
もしも受診券を紛失してしまった場合は、お住まいの市区町村役場までご相談ください。大阪市の場合は、お住まいの区役所の保険年金窓口で再発行が可能です。
特定健診の実施期間について
令和6年度の実施期間は、令和7年3月31日までとなっています。
なお受診回数は、対象者1人につき年度中1回です。
1〜3月にかけての年度末は、受診を忘れていた方や、会社員の方の健康診断予約と重なることから、予約が非常に取りづらくなることが予想されます。
そのため、なるべく12月までの年内受診で余裕をもった健診スケジュールを立てられることをおすすめします。
特定健診の健診項目について
特定健診の検査項目については、以下の通りです。
・問診
・身体計測
・診察
・血圧測定
・血中脂質検査
・肝機能検査
・血糖検査
・尿検査
上記の検査結果により、下記の項目を追加する場合がございます。
・貧血検査
・心電図検査
・眼底検査
・腎機能検査(血清クレアチニン、eGFR)
特定健診の受診場所について
各自治体が定める医療機関・集団会場にて受診が可能です。
当院も大阪市特定健診の受診を受け付けておりますので、お気軽にご予約・お問い合わせください。
大阪市特定健診を実施する医療機関の一覧はこちら:
https://medcas.app/osaka-osakacity-2024