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ビール腹が起こる原因って、ビールのせいじゃなかったの?!

column

2024.07.26
  • コラム

真夏の日差しと、キンキンに冷えたビール。
プハーっと一杯いきたくなる季節がやってきましたね。

 

ところで、ビールを飲んでいると「ビール腹になるよ!」と言われてしまったことはありませんか?

 

ビール以外のお酒、日本酒やレモンサワーなどを飲んでいるときは、「ビール腹になるよ!」と言われる機会は少ないですが、なぜかビールを飲む時だけ「ビール腹」の話題になりがちかと思います。

同じお酒でも、ビールだけがビール腹になりやすいのでしょうか?
日本酒やレモンサワーなら、ビール腹になる心配はないのでしょうか?

 

ここでは、ビール腹という名称のそもそもの由来や、ビール腹になる本当の原因について探っていきます。

正しい知識を身につけて、この夏はビール腹を予防しましょう!

 

 

ビール腹という言葉の由来

ビール腹というのは、お腹周り全体がぽっこり丸みを帯びた状態の肥満体型を指します。


その膨らみ方が、ビールを貯蔵するビール樽のフォルムと似ていることから「ビール腹」と言われるようになりました。

 

ビール腹の由来が「ビールを飲むこと」だという認識をされている人も多いのですが、これは間違い。


何を飲んだか、何を食べたかということはビール腹の由来には関係がなく、お腹が樽のように出てしまっている状態全般が「ビール樽」に当てはまるのです。

 

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まんまる大きなフォルム、、あなたのお腹は大丈夫ですか?

 

ビール腹を引き起こす原因

ビール腹を引き起こす肥満は、内臓脂肪型と呼ばれるものです。内臓脂肪は内臓を包む腹膜につく脂肪のことを言い、これが増えることでお腹周りが丸く太ります。

また、内臓脂肪型肥満は、別名「リンゴ型肥満」とも呼ばれており、食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足によって内臓脂肪が増えていくのが特徴です。


内臓脂肪の蓄積は男性に多く見られ、飲み会が多かったり休日ごろごろして運動習慣がない人は要注意です。

ちなみに、下腹部や下半身に脂肪がつきやすい肥満は皮下脂肪型肥満と呼ばれ、別名「洋梨型肥満」とも言います。


内臓脂肪型肥満は男性に多い一方で、皮下脂肪型肥満は女性に多くみられます。

 

ビール腹を引き起こすのは暴飲暴食や運動不足といった要因ですが、ビールを飲むと内臓脂肪がついてしまうのかというと、ビールそのものではなくビールと一緒に食べる「おつまみ」が原因となることが多いです。

ビールをはじめとしたアルコール全般は、体内の脂質代謝を下げてしまったり、食欲を増進させてしまうため、ビールを飲むことで太るきっかけをつくってしまうのは事実です。


しかし、その際に食べてしまう高脂質・高カロリーなおつまみがビール腹を引き起こす直接的な原因として考えられます。

 

ビールを飲もうが、酎ハイを飲もうが、日本酒を飲もうが、そのあてとして脂っこい食べ物を食べてしまえば、何を飲んでもビール腹になってしまうというのが、ビール腹を引き起こすメカニズムなのです。

 

ビール腹を放置するとどうなるのか

見た目が気になるビール腹ですが、そのまま放置しておくと大きな病気を引き起こすリスクもあります。内臓脂肪が蓄積されると、高血圧や動脈硬化を引き起こし、心疾患や脳卒中といった3大疾病のリスクが高くなります。

 

前述したとおり、内臓脂肪は暴飲暴食や運動不足といった生活習慣の乱れによって引き起こされることが多いです。


毎日の食事を見直したり、運動をこまめに行うことによって内臓脂肪を減らし、疾病リスクを下げることができます。見た目もスッキリするので、ビール腹になってしまった人は今一度健康のことを考えて毎日の生活習慣を見直すことをおすすめします。

 

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大きな病気になって後悔する前に、今できる工夫を実践しましょう

 

ビール腹を防ぐための食事のコツ

実際にビール腹にならないようにするためには、今すぐにでも生活習慣を見直し、習慣を変えることが大切です。

身近なことからできそうなコツとしては、以下のようなものが挙げられます。

 

居酒屋では、低カロリー低脂質なものを選ぶ

なるべく飲み会の頻度は控えるべきではありますが、仕事の付き合いなどでどうしても居酒屋に行く機会が多いという人は、注文するおつまみの種類に気をつけてみてください。


例えば、枝豆や冷奴、サラダ、魚の刺身などは低カロリーで内臓脂肪がつきにくいです。揚げ物や炒めものではなく、生ものや茹でた料理の方がカロリーは下がります。なるべくヘルシーな料理を選ぶようにしましょう。

 

こまめに水をのみ、お酒は少しずつ嗜む

アルコールは糖の代謝を早め、食欲を促進する働きがあります。お酒を飲んだら炭水化物が欲しくなるのはそのせいです。アルコールをなるべく早く体外に排出するためには、水をこまめに挟みながらお酒を嗜むようにするのがポイント。


悪酔いや二日酔いもしにくくなるので、こまめな水の摂取はいいこと尽くしでおすすめです。

 

飲み会の翌日は、食事の内容にこだわる

どうしても飲み会で食べ過ぎてしまった・飲み過ぎてしまったという場合は、翌日の食事の質に気をつけましょう。


アルコールの分解で疲弊している体内では活性酸素が発生しています。ビタミンCやEをはじめとした抗酸化作用のある食材をとり、体内の代謝機能を元に戻してあげるようにしてください。

また、前日に脂っこいものを食べ過ぎたという人は、煮魚や刺身などの魚料理や野菜などのヘルシーな料理を食べてカロリーの過剰摂取を防ぐことも大切です。

 

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アッサリした冷たいおつまみは、暑い夏にぴったりですよ!

 

生活習慣を整え、ビール腹知らずの夏にしましょう

ビール腹の原因は、ビールではなくおつまみ!おつまみの食べ過ぎによって内臓脂肪が蓄積され、丸々としたお腹になってしまうというのが、ビール腹の本当の原因です。

内臓脂肪型肥満は、中高年男性に多くみられ、放置しておくと命に関わる疾病リスクへと繋がりかねません。

 


しかし、脂肪の中では比較的燃焼しやすい脂肪でもあるので、食生活の見直しや運動習慣によって、ビール腹は十分防ぐことができます。

大きな病気になる前に、今できる健康対策は今のうちに実践し、健康なスッキリボディで夏を満喫しましょう!

 

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