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水の飲み過ぎは、水太りの原因になるの?

column

2024.05.10
  • コラム

「水飲みすぎて、水太りしたわ〜」
「あんまり飲みすぎると水太りするよ!」

暑いとゴクゴク水を飲む機会も増えますが、その際こういった会話を耳にしたことはないでしょうか。

水を飲みすぎて、水太りーー。



水太りとはそもそもどういった状態のことを言うのか、水の飲み過ぎで太ってしまうことはあるのか。


今回は、水太りの真相について解説していきます。

水太りとは

水太りというのは、単に水を飲みすぎたことによる体重増加を指すわけではありません。


体内で余分な老廃物などを含む水分が溜まっており、それがうまく排出されていない状態のことを水太りといいます。

水自体にカロリーはありませんので、水だけを飲んで太ってしまったということは基本的にありえません。むしろ、水を十分に補給していた方が、体内の老廃物がうまく流れやすくなるので、水太りの症状を防ぐことができます。

 

ただし、あまりに水ばかり飲みすぎると、水中毒を引き起こしてしまう恐れがありますので、1~1.5リットル程度を毎日継続的に飲み続けることが大切です。

水を飲むこと自体は太ることには繋がらないですし、むしろ水をあまり摂取できていないと、どんどん体内で老廃物が溜まってしまい「水太り」を引き起こしてしまいかねません。

 

体内の老廃物がうまく排出できていないことで、体重増加だったり代謝低下を起こしてしまうのが、水太りなのです。

水太りを起こした際の症状

実際に水太りを起こしてしまうと、以下のような症状をきたすことがあります。

・体重の増加
・尿量の減少
・下腹部や足、顔のむくみ
・関節痛
・自律神経の乱れ
・肩こり
・新陳代謝の低下  など

水分がうまく排出されない状態になるので、自分が摂取した水分に対して尿の量や回数が少ないと感じる人が多いようです。


また、水太りではむくみやだるさにも要注意。むくみの原因が老廃物の蓄積であることが考えられます。

 

ほかにも、うまく水分代謝が行われていないことによって体温調節機能が鈍り、代謝が悪くなったり自律神経の不調を感じるケースも。

特に梅雨時期は低気圧により多くの人がむくみを発症しやすくなります。体内での水分代謝が滞りやすい外部環境がある場合は、いつも以上に水太りのリスクが高くなりますので注意が必要です。

水太りになりやすい人とは

水太りになってしまう人は、もともと体質も多少は影響しますが、日頃の生活習慣が大きな要因となることが多いです。


以下のような生活習慣に当てはまる方は要注意です。

・塩分が多めの食事が好き
・あまり普段から水分をとらない
・デスクワークがメインで日中は座りっぱなし
・運動習慣がない
・普段からむくみやすい
・湯船に浸からずシャワーで済ませてしまう日が多い

当てはまる項目が多ければ多いほど、水太りになりやすいと言えます。
ご自身の体調や生活習慣と比較し、今一度自分自身の身体を見つめ直してみてください。

水太りを防ぐ方法

最後に、水太りを防ぐために普段の生活からできるアクションをご紹介します。
体内の水分代謝を整え、健康で美しい自分を手に入れましょう。

塩分を控え、カリウムを積極的にとる

体内で水分を蓄えてしまうのは、塩分の摂取が過剰であるケースが多いです。ハンバーガーやフライドポテト、ラーメンといったジャンクフードはもちろん、漬物やソース、ドレッシングなどにも塩分は多く含まれています。


塩分をとりすぎていないか、日頃の食事で気をつけるようにしましょう。


また、体内のナトリウムを排出する働きがあるのがカリウムですので、カリウムを多く含む果物や海藻類、きのこ類などを積極的に摂取すると水太りを防ぐことにもつながります。

毎日30分〜1時間程度のウォーキング習慣をつける

デスクワークが多い人は特に、下肢の老廃物が溜まりやすくなります。水太りによるむくみやだるさを取り除くためには、適度な運動習慣も大切です。


通勤時に一駅分歩いたり、仕事終わりにジムに通うといった運動習慣をつけることで、症状を改善することができます。

湯船に毎日浸かる

暑い時期はついついシャワーで済ませがちですが、頑張って湯船に浸かるようにしてみましょう。湯船に浸かると全身の血行がよくなり代謝アップにつながったり、発汗によって老廃物を排出することができます。


40度くらいのお湯で、発汗作用のある入浴剤を入れれば水太り対策として非常に効果的ですし、好きな香りの入浴剤であれば心身のリラックスにもつながり自律神経も整いやすくなります。

普段から自分の身体と向き合い、適切なケアを

ちょっとした身体の不調は、放置しておくと大きな病気を引き起こしてしまったり治療に時間がかかってしまうこともあります。
不調を感じた際には、放置せず適切な処置を行うようにしてください。

また、そういった不調に気づくためには、日頃から自分自身の身体と向き合う習慣をつけておく必要があります。長く健康を保つためにも、毎日の健康状態にアンテナを張りながら自分自身を労ってあげることが大切です。

当院は、予防医療に注力するクリニックとして健康維持・増進のための医療を提供したり、健康に関するご相談もお受けしています。


健康に関して、何かご不安なことや相談事がありましたらいつでもお気軽にご連絡くださいね。

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