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飲酒しないのに肝機能数値が高い…。考えられる病気とは

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肝機能の不調を訴える女性の様子。
2026.08.01
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健康診断で「肝機能の数値が高い」と言われると、多くの人が「お酒を飲まないのになぜ?」と不安に感じるのではないでしょうか。


肝機能の異常は、必ずしも飲酒だけが原因ではなく、実は生活習慣や他の病気が関係しているケースも少なくありません。


今回は、飲酒していないのに肝機能の数値(AST・ALT・γ-GTPなど)が高くなる主な原因や、考えられる病気について解説します。

 

肝機能数値とは?AST・ALT・γ-GTPの意味

肝機能検査でチェックされる代表的な数値には、以下の3つがあります。

 

  • AST(GOT):肝臓や心臓、筋肉などの細胞に多く含まれる酵素。
  • ALT(GPT):主に肝臓に含まれ、肝細胞が壊れると血中に増える。
  • γ-GTP(γ-GT):肝臓や胆道に関係する酵素で、アルコール摂取や胆汁の流れの異常で上昇する。

これらの値が高いということは、「肝臓の細胞が傷ついている」「炎症が起きている」など、何らかの異常を示しています。

 

飲酒しないのに肝機能数値が高い原因とは?

お酒を飲まない人でも肝機能の異常が出るのは、生活習慣病や感染症、薬の影響などが関係していることがあります。


代表的な原因をいくつか見てみましょう。

 

① 脂肪肝(非アルコール性脂肪肝:NAFLD)

最も多い原因のひとつが「非アルコール性脂肪肝(NAFLD)」です。
アルコールをほとんど摂取しない人でも、肥満・糖尿病・高脂血症などがあると肝臓に脂肪が蓄積し、炎症を起こします。


さらに進行すると、「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」となり、肝硬変や肝がんにつながることもあります。

 

<チェックポイント>

  • BMIが25以上
  • 内臓脂肪が多い
  • 甘いものや揚げ物をよく食べる
  • 運動不足

心当たりがある場合は、生活習慣の改善が必要です。

 

② ウイルス性肝炎(B型・C型肝炎など)

ウイルス感染が原因で肝機能が悪化しているケースもあります。
特にB型肝炎やC型肝炎は、感染しても自覚症状が少ないため、健康診断で初めて異常が見つかることも多いです。


輸血歴がある人や、過去にピアス・入れ墨などを行った人は、感染リスクがある場合があります。

 

③ 薬剤性肝障害

一部の薬やサプリメントが原因で肝臓に負担がかかることがあります。


例えば、市販の鎮痛薬、抗生物質、漢方薬、ダイエットサプリなども要注意です。


特に長期間使用している場合は、医師に服用内容を伝えるようにしましょう。

 

④ 自己免疫性肝炎

自己免疫性肝炎は、体の免疫システムが誤って自分の肝臓を攻撃してしまう病気です。
中高年の女性に多く、倦怠感や関節痛、黄疸などが見られることもあります。


血液検査で特定の自己抗体が見つかることで診断されます。

 

⑤ 甲状腺や筋肉の病気

肝臓以外の病気が原因で、ASTやALTが上昇するケースもあります。
特に甲状腺機能異常筋肉疾患では、肝機能異常のように見えることがあるため、肝臓以外の臓器の検査も重要です。

 

 

肝機能を改善するための生活習慣

数値を正常に戻すには、まず原因の特定と生活改善が欠かせません。下記のような生活習慣を心がけて実践してみましょう。

 

  • 栄養バランスの良い食事(野菜・魚・大豆製品を中心に)
  • 甘い飲み物や脂質の多い食事を控える
  • 適度な有酸素運動(ウォーキング・サイクリングなど)
  • 十分な睡眠とストレスケア
  • 医師の指導のもと、薬やサプリを見直す

 

肝臓の不調は、早めの受診が大切

飲酒をしないのに肝機能の数値が高い場合、脂肪肝、ウイルス性肝炎、薬の副作用、自己免疫疾患など、さまざまな原因が考えられます。

また、脂肪肝や肝炎が進行してしまうと肝硬変や肝がんに発展し、命に関わることもあります。


肝臓は沈黙の臓器ですが、日々の生活習慣を見直すことで健康を取り戻すことができますので、肝機能数値に異常がある場合は、放置せずに早めに医療機関を受診し、正確な診断を受けましょう。

 


当院でも、肝機能をチェックするための血液検査やエコー検査、CT検査など各種検査を実施しております。

健康診断で肝機能数値を指摘されたことがある方や、肥満気味で脂肪肝が疑われる方は、定期的な肝機能検査でご自身の健康状態を把握するよう心がけましょう。

 

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