狂犬病ワクチン
接種対象となる人
狂犬病の発生が確認されている国や地域への渡航予定がある方は、ワクチン接種をお勧めします。
また、それらの地域にて動物との接触があった方はワクチン接種だけでなく速やかに医療機関へ受診するようにしてください。
対象地域としては、東南アジア・中南米・アフリカなどが挙げられます。
当院では、保険診療による曝露後の狂犬病ワクチン接種は実施しておらず、自費診療となります。ご了承ください。
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TEL: 06-6136-6408
狂犬病とは
狂犬病は、狂犬病ウイルスに感染している動物に咬まれたりなめられたりすることで感染します。
甘噛み程度でも皮膚に傷があればウイルスは侵入しますので、特に小さなお子さまには注意が必要です。
非常に危険な病気ではあるものの、日本国内では、人の発症は昭和29年(1954年)を最後に発生がなく、動物も昭和31年(1956年)を最後に発生していませんので、日本国内においてはそれほど恐れるものではないと判断できます。
ただし、輸入感染事例としては、狂犬病流行国で犬に咬まれ帰国後に発症した事例が、昭和45年に1例、平成18年に2例ありました。世界的にみると、いまだに多くの国(特に東南アジア・中南米・アフリカなど)でヒトの狂犬病の発生がみられていますので、海外渡航予定のある方は注意が必要です。
感染リスクのとくに高い地域
開発途上国。特に東南アジア・中南米・アフリカなどでヒトの狂犬病の発生がみられています。
感染経路
狂犬病ウイルスに感染している動物に咬まれたりなめられたりすることで感染します。
アルコール消毒、石鹸による洗浄、乾燥や熱によってウイルス自体は容易に死滅するものの、一旦傷口などから体内にウイルスが侵入すると、1日に数~数十mmの速さで神経系を通って脳に向かって進み、発症後には治療法がなく100%死亡するというのが最も大きな特徴です。
狂犬病ワクチンについて
ラビピュール® | ChiroRab®️/Verorab®️ | |
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接種年齢 | 全年齢 | |
ワクチンの種類 | 不活化(国内) | 不活化(輸入) |
接種回数 | 曝露前2〜3回 曝露後4〜6回 |
曝露前2〜3回 曝露後4〜6回 |
接種スケジュール(例) | 【曝露前】 1回目:0日目 2回目:7日後 3回目:初回から28日後 |
【曝露前】 1回目:0日目 2回目:7日後 3回目:初回から28日後 |
効果 | 少なくとも5年有効 | 少なくとも5年有効 |
任意接種時の接種料(診察費・税込) | 17,500円/回 | 14,300円/回 |
他ワクチンとの同時接種 | 可 | 可 |
注射の方法 | 筋肉 | 筋肉 |
副反応 | まれに注射部位に疼痛や発赤、発熱・倦怠感・頭痛などが生じる場合があります。 | |
説明書 | PDF 英語版PDF |
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予診表 | PDF 英語版PDF |
ワクチン接種時の注意事項
副反応としては、注射部位の発赤・腫脹(はれ)・疼痛など、全身症状として稀に発熱するなどを生じる場合があります。また、ゼラチンを含んだ製剤や食品に対して過敏症などがある方は、ショック・アナフィラキシー(じんま疹・呼吸困難・口唇浮腫・喉頭浮腫等)等が起こる可能性があります。
輸入ワクチンは、国内未承認のため副反応が生じた際の国の救済措置や補償は適用されません。ただし、当院では、輸入機関が提供している輸入ワクチン副作用被害補償制度を導入しておりますので、制度内での補償をお受けいただくことが可能です。
当制度の詳細については、お気軽に医師までご相談ください。
ご準備いただくもの
1: ご予約時には以下の内容を事前に当院スタッフまでお伝えください。
希望するワクチンの過去の接種歴(母子手帳や接種記録)
接種証明書のご希望の有無
(海外渡航による任意接種ご希望の場合)
行き先
渡航の期間
ご出発までの準備期間
2: ご希望されるワクチンの説明書を事前にお読みください。
3: 当日は、以下をご持参の上ご来院ください。
マイナンバーカード(お持ちでない方は資格証明書もしくは身分証明書)
母子手帳やワクチン接種の記録(お持ちの方のみ)
パスポートの写し※
※接種証明書をご希望の方は忘れずご用意ください
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